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【理学療法士の副業】おすすめ5選と3つの厳しい現実|管理職PTが本音解説

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理学療法士として働いていると、副業が頭をよぎる瞬間があります。

  • 「もう少し給料が高ければ…」
  • 「収入の柱をもう一つ持っておきたい」

SNSやWebを開けば、「スマホ1台で月〇万円!」「未経験でもスキマ時間で稼げる!」といった情報が目に飛び込んできます。

しかし、「楽して稼げる魔法の副業」はこの世に存在しません。

もしそんな方法があるなら、他人に教える前に自分がやって稼ぎまくっているはずです。

ですが、自分の目的に合った「正しい副業の選び方」は確実にあります。

  • すぐにお金が必要なのか
  • スキルを伸ばしたいのか
  • 将来の収入源を育てたいのか

場合によっては、副業よりも先に「転職で基本給を上げる」方が圧倒的にコスパが良いこともあります。

この記事では、理学療法士が現実的に取り組める5つの副業を、メリット・デメリットを含めて本音で比較します。

さらに、多くの人が見落としがちな「副業と転職の比較」「時間管理術」まで、管理職の視点で解説します。

この記事で分かること
  • 理学療法士が副業を始める前に知っておくべき「3つの厳しい現実」
  • 副業より「転職」の方が圧倒的にコスパが良いケース
  • 理学療法士におすすめの副業5選(目的・ジャンル別)
  • 本業と副業を両立させるための時間管理術
目次

理学療法士が副業を選ぶ前に知っておくべき「3つの現実」

副業を探す前に、知っておくべき現実が3つあります。

ここを飛ばして始めると、本業のパフォーマンスが落ち、どちらも中途半端になりかねません。

「楽して稼げる副業」はこの世に存在しない

「スキル不要」「コピペだけで月10万」といった勧誘には注意してください。

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特別なスキルなしで、誰でも短時間で稼げる仕事はありません。

副業であっても、相手に価値を届けた対価としてお金をもらう以上、相応の努力と時間がかかります。

最初から「楽な道」を探した結果、数十万円もする高額な副業スクールや怪しい情報商材を買わされて遠回りしたケースを見てきました。

まずは「地道に時間を投資する覚悟」を持つところから始めましょう。

「即金性」と「スキル蓄積」はトレードオフになる

副業は大きく2種類に分かれます。

ですが、両方を同時に満たす方法はありません。

  • 即金型(非常勤アルバイト等)
    • 働いた分だけ確実に給料が入る。ただし自分の時間を切り売りするため、将来のWebスキルや収入資産にはなりにくい。
  • スキル・資産型(ブログ、Youtube等)
    • 最初の半年〜1年はまったく稼げないことが多い。しかし将来的に大きな収益の柱や、どこでも通用するビジネススキルに育つ可能性がある。

「来月どうしてもお金が必要」なのか、「将来のためにスキルを育てたい」のかで、選ぶべき道は真逆です。

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どちらを優先するか、最初に決めましょう。

そもそも就業規則で禁止されていないか

公務員病院などでは、法律で副業が原則禁止されています。

民間病院でも、就業規則で「許可制」や「禁止」になっている場合があります。

「バレなきゃいい」と安易に始めると、確定申告時の住民税通知などで発覚し、処分を受けるリスクがあります。

副業を頑張りすぎて睡眠不足になり、本業の臨床でミスをしては本末転倒です。

求人を探す前に、まず自分の職場の就業規則を確認してください。

本業に支障が出ない範囲にとどめることが大前提です。

「今の給料が低すぎる」なら、副業より転職が圧倒的にコスパが良い

理学療法士が副業を探す理由の多くは、「そもそも基本給が低すぎる」という不満が原因であることがほとんどです。

ここを解決しないまま副業に手を出すと、非常に効率の悪い働き方になります。

月3万円を副業で稼ぐには、どれだけ時間がかかるか

「月3万円」を増やしたくて、時給1,000円の副業を始めたとします。

月に30時間、つまり休日のほとんどを副業に費やことになり、疲労を回復する時間も、勉強する時間もなくなります。

時給が保証されないブログやライターなら、月30時間を費やしても最初の数ヶ月は収益0円ということも珍しくありません。

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休日の30時間を切り売りして月3万円を稼ぐ生活は、体力的に長くは続きません。

基本給を上げれば、労働時間を増やさずに手取りが上がる

当たり前の話ですが、転職して基本給が3万円高い職場に移れば、今の労働時間のまま毎月3万円の手取りアップが実現します。

訪問看護や、賞与の月数が多い病院、昇給率の高い施設へ移ることで、副業で身を削るよりはるかに少ない労力で年収を上げられます。

収入を増やす方法は、副業だけではなく、本業を見直すことも重要な選択肢であることも忘れてはいけません。

自分の「市場価値(適正年収)」を知る方法

「副業をすべきか、転職すべきか」を判断するには、まず自分の経験年数やスキルが転職市場でどの程度の年収になるのかを知る必要があります。

手当たり次第に副業を探す前に、転職エージェントに登録して「今の自分ならどれくらいの給与の求人があるか」を客観的に確認してください。

市場価値を知るだけなら、すぐに転職しなくても問題ありません。

転職エージェントの選び方や、登録して市場価値を確かめる手順は以下の記事で解説しています。

理学療法士におすすめの副業5選

「転職ではなく、副業で新しいスキルや収入源を作りたい」という方へ、おすすめの副業を紹介します。

理学療法士が現実的に取り組める5つの副業を、それぞれの特徴を含めて比較します。

非常勤PT・他施設アルバイト|確実に稼げるが、体力と休日を消耗する

休日を利用して、他の病院やクリニック、訪問看護などで非常勤PTとして働く方法です。

最大のメリットは、すでに持っている国家資格をそのまま活かせるため、即金性が極めて高いことです。

時給1,500円〜2,500円程度(※職場によって異なります)で、働いた分だけ確実にお金になります。

他施設のシステムを見ることで、臨床の視野が広がるメリットもあります。

一方、デメリットは「体力を削る時間の切り売り」であることです。

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休日にバイトを詰め込みすぎた結果、本業のパフォーマンスが落ちてしまう若手を何人も見てきました。

長期的に続けると必ず疲弊します。

「来月どうしてもお金が必要」など、期限と目的が明確な場合に限って選ぶのが賢明です。

Webライター・医療執筆|在宅で文章力と臨床知識を活かす

クラウドソーシング(ランサーズやクラウドワークスなど)に登録し、医療・健康系の記事を執筆して報酬を得る方法です。

メリットは、在宅でパソコン1台あれば始められる点と、「理学療法士」の資格が執筆者としての信頼になり高単価を狙いやすい点です。

文章を書く過程で、論理的な思考力も鍛えられます。

カルテやサマリーの記載が苦手だったスタッフが、Webライターの副業を始めてから文章力が大きく伸び、後輩指導や資料作成まで上手くなったケースがあります。

デメリットは、実績がない初期は単価が低く(1文字0.5円スタートも多い)、時給換算すると数百円になり挫折しやすい点です。

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ゆくゆくは1文字1円〜と単価アップを目指せますが、最初は地道な実績作りが必要です。

まずはクラウドソーシングサイトに登録し、医療系の短いコラム作成など、初心者向けの案件を1つ探して応募してみてください。

ブログ運営|すぐには稼げないが、Web資産とビジネススキルが身につく

自分でWordPressブログを立ち上げ、アフィリエイト(成果報酬型広告)などで収益を得る方法です。

最大のメリットは、Webマーケティング、SEO、ライティングといった「どの業界でも通用するビジネススキル」が身につくことです。

書いた記事はWeb上に残り続け、自分が寝ている間にも読者を集めて収益を生む資産に育つ可能性があります。

私自身、ブログ運営を通じてWeb集客を学びましたが、このスキルは病院の広報活動やスタッフ採用の企画にも直接役立っています。

デメリットは、最初の半年〜1年は「時給0円」が当たり前という現実です。

成果が出る前に9割以上の人が挫折し、即金性はまったくありません。

「個人のWeb資産」を育てたい人は、WordPressの始め方を調べるところから動いてみてください。

SNS運用・デジタル制作|デザインや発信力を個人スキルにする

Webライターと同様に、クラウドソーシングで仕事を受注し、X(旧Twitter)やInstagramの運用代行、Canva等での画像・図解制作、YouTube動画の編集などを請け負う方法です。

デザインや発信活動が好きなら楽しく続けられます。

医療機関がSNS発信に力を入れ始めている今、非常に需要は高く、スキルが上がればキャリアの幅が広がります。

採用面接官として見ても、「自分でCanvaを使って医療図解を作り、SNSで発信しています」と言える人は、プレゼン能力の高さから明らかに評価が上がります。

デメリットは競合が多いことです。

ただの「作業者」にとどまらないための工夫と、Canva・Premiere Proなどのツールを学び続けるコストがかかります。

まずは無料のCanvaアカウントを作り、自分のSNS用に医療図解を1枚作って投稿するところから始めてみましょう。

医療外の一般ワーク|PT以外の世界を見てリフレッシュする

カフェの店員、イベントスタッフ、ウーバーイーツなど、あえて医療とまったく関係ない仕事をする方法です。

メリットは、医療業界という狭い世界から一歩外に出て、一般社会の接客や人間関係の裏側に触れられることです。

意外なところで、本業の患者さんとのコミュニケーションに活きてきます。

実際に週末にカフェで働いていたスタッフは、患者さんへの接遇やクレーム対応のやわらかさが他のスタッフより明らかに優れていました。

デメリットは、時給が低めで、PTとしての専門スキルや将来の資産にはなりにくい点です。

まったく違う世界を見てリフレッシュしたい人は、単発バイトを始めてみるのがおすすめです。

激務な臨床と副業を両立するための「時間管理術」

副業を始めたくても、「日々の臨床が激務で、家に帰ったら寝るだけ」という人は多いでしょう。

副業を続けるには、気合いではなく「時間の作り方」を仕組みにする必要があります。

副業の時間は「余った時間」ではなく「天引き」で確保する

時間は、意識しなければ作り出せません。

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「休日に余裕があったらやろう」というスタンスでは、副業は永遠に始まりません。

やり方は給料の貯金と同じで、最初から「天引き」してください。

たとえば「毎週土曜の午前2時間はブログを書く」とスケジュールに固定し、そのぶん今の生活から何かを減らす——つまり「やらないことを決める」しかありません。

時間を作るために減らすこと
  • 目的なく見続けているSNSや動画
  • 付き合いだけの飲み会
  • 優先順位の低いスマホゲーム

睡眠と本業のリカバリー時間は絶対に削らない

時間を作るとき、最も手を出しやすいのが「睡眠時間を削る」ことですが、これだけは絶対に避けてください。

睡眠を削ると、本業での集中力が落ちてミスが増えます。

管理職として見ても、副業の影響で遅刻が増えたり患者対応がおろそかになるスタッフは、評価の対象から外れます。

結果として、昇給やキャリアアップの道を自分で閉ざすことになります。

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疲労を回復するための「休息」は、最優先に考えましょう。

本業の勉強は「一点突破学習法」で時間を圧縮する

「本業の勉強(自己研鑽)だけで精一杯で、副業の時間なんて取れない」という悩みもよく聞きます。

もし、休日を丸ごと使って教科書を最初から最後まで読むような勉強をしているなら、学習方法を見直すチャンスです。

臨床で生まれた疑問を翌日の現場で1つだけ解決する「学習法」を取り入れれば、勉強にかかる時間を大幅に圧縮でき、そのぶんを副業に回せます。

本業の学習を効率化して自分の時間を作る方法は、以下の記事で解説しています。

理学療法士の副業に関する「よくある質問(FAQ)」

病院にバレずに副業する方法(確定申告)はありますか?

確定申告で住民税を「普通徴収」にすればバレにくくなりますが、絶対ではありません。

副業で稼いだ分の住民税が給与天引き(特別徴収)されると、病院の経理担当に気づかれます。

そのため、確定申告時に「自分で納付(普通徴収)」を選択するのが基本です。

ただし、自治体の事務処理の都合で特別徴収の通知に合算される可能性もゼロではありません。

最も安全なのは、就業規則を確認し、必要なら上司に相談することです。

臨床1〜2年目の新人ですが、副業してもいいですか?

止めはしませんが、まず臨床スキルを上げる方が将来の市場価値に直結します。

1〜2年目は本業の業務と勉強だけで体力的にも精神的にも限界になりやすい時期です。

この時期に無理をして副業に手を出すより、しっかり臨床経験を積み、3年目以降に転職で年収を上げる方が、管理職として見てきた範囲では、結果的に生涯年収は高くなる可能性が高いです。

(参考記事:理学療法士1年目・2年目の転職判断

認定理学療法士の取得と副業、どちらを優先すべきですか?

「給与アップ」が目的なら、認定PTの取得はコスパが悪いです。

認定理学療法士を取得しても、資格手当がつかない病院がほとんどです。

お金を稼ぐことが目的なら、副業や転職を優先すべきです。

一方、臨床の専門性を極めたい、将来的に講師を目指したいという明確な目的があるなら、認定PTを優先してください。

(参考記事:【管理職視点】認定理学療法士は意味ない?給料・転職の判断基準

まとめ

「スマホで簡単!誰でも月10万円!」のような甘い副業は存在しません。

しかし、目的を持ってコツコツ続けた副業経験や、労働環境を変えるための転職活動は、収入面だけでなく本業の臨床や将来のキャリアにも必ずプラスになります。

  • 基本給を上げたいなら:まずは転職エージェントに登録し、自分の市場価値を確かめる
  • 在宅でスキルを磨きたいなら:クラウドソーシングに登録し、案件をみてみる
  • デザインや発信に興味があるなら:Canvaのアカウントを作り、図解を1枚作ってみる

まずは今週、「これなら自分にもできそう」「面白そう」と思えたものを1つだけ、小さく行動に移してみてください。

サイトに登録する、アプリを開いてみる——その時点から、あなたのキャリアの選択肢は確実に広がり始めています。

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この記事を書いた人

理学療法士として臨床に携わりながら、後輩指導やチーム運営も行っています。PT Labでは、新人PT・若手PTに向けて、臨床推論、勉強法、キャリア形成、転職の考え方を発信。現場で迷いやすいテーマを、実務目線で分かりやすく整理しています。

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