MENU

理学療法士は副業できる?主な種類と始める前の判断基準

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

理学療法士として働いていると、給与や将来の働き方に不安を感じ、副業をしてみようと思うことがあります。

  • 「休日に別の施設で働けば、収入を増やせるかもしれない」
  • 「ブログやライターなら、自宅でも始められそう」

副業の情報を集めても、候補が多く、何から手をつければよいか迷いやすいものです。

勤務先への相談は必要なのか、本業と両立できるのかも気になるでしょう。

この記事で分かること
  • 理学療法士が副業前に確認すること
  • 理学療法士が検討できる主な副業
  • 本業と生活を崩さずに時間を作れるか判断する方法
  • 副業を始める、見送る、別の選択肢を考える基準

理学療法士は副業を検討できます。

ただし、PTという資格だけで一律に副業の可否は決まりません。

勤務先の規則や契約形態を確認し、本業と今の生活から副業へ振り替えられる時間があるかを考える必要があります。

私は管理職PTとして、収入への不安からアルバイトや兼業を考えるスタッフの相談を受けてきました。

私自身もブログ、執筆、講師、資料作成に取り組んでいます。

この記事では、理学療法士が検討できる副業の全体像と、始める前に確認したい順番を解説します。

PTLab運営

副業は、始めること自体が目的ではありません。
本業と生活を守ることから考えましょう。

副業の候補を探す前に、まずは自分が副業へ使える時間と、得たいものを整理してみてください。

目次

理学療法士は副業できる?

理学療法士は自由に副業できる、できないは、一律には言えません。

最初に確認するのは副業の求人や収入ではなく、自分の勤務先の就業規則と契約内容です。

厚生労働省は副業・兼業のガイドラインやモデル就業規則を公開していますが、モデル就業規則は勤務先の規則そのものではありません。

実際の届出や許可、制限は所属先ごとに異なります。

求人を探す前に、勤務先の就業規則・自分の身分・契約形態を確認しましょう。

勤務先の就業規則と自分の身分を確認する

副業を考えたら、最初に勤務先の就業規則で次の項目を探してください。

勤務先に確認すること
  • 副業・兼業が認められているか
  • 届出または許可が必要か
  • 競業や秘密保持に関する制限があるか
  • 本業へ支障が出た場合の扱い

厚生労働省の副業・兼業に関する情報では、ガイドライン、モデル就業規則、届出様式などが公開されています。

厚生労働省の記載があるからといって、自分の職場でも同じように認められるとは限りません。

公的な医療機関に勤めている場合も、国家公務員、地方公務員、法人職員では適用される規定が異なります。

自分がどの身分で雇用されているかを確認し、不明であれば人事・労務担当へ相談しましょう。

勤務先へ知られない方法を探して始めると、後から規則や手続きの問題が見つかる可能性があります。

PTLab運営

始める前に、何を確認すべきかを明らかにしておくほうが安全です。

アルバイトか業務委託かで確認する内容が変わる

副業先との契約が雇用契約なのか業務委託なのかによって、確認すべき内容が変わります。

たとえば、別の施設で非常勤PTとして働く場合は、副業先にも雇用される形が一般的です。

雇用される場合は、本業と副業の労働時間を通算して管理する考え方が関係してきます。

勤務日数や時間を自分だけで決めるのではなく、本業先と副業先の双方への確認が欠かせません。

一方、記事執筆や資料作成などは業務委託契約になる場合があります。

働く時間の決め方は雇用契約と異なりますが、納期、報酬、修正範囲、成果物の権利などを自分で確認しなければなりません。

求人票や募集ページに書かれた仕事名だけでは、契約内容まで分からないこともあります。

応募前には、契約形態、勤務時間、報酬の決まり方、担当する仕事を確認してください。

理学療法士の副業にはどのような種類がある?

理学療法士が検討できる副業は、PT経験を直接使う仕事だけではありません。

専門知識を文章や講義で伝える仕事、ブログやSNSを通じてデジタル技能を育てる活動、PTとは異なる分野の仕事もあります。

ここでは、どれが一番よいかを決めるのではなく、副業の全体像を4つに分けて整理します。

それぞれの得やすいものと負担を見比べると、自分が何を優先したいのか考えやすくなります。

早く収入を得やすい副業は、時間と体力を使いやすい

PTLab運営

時給だけでなく、移動・準備・勤務後の疲労まで含めて比べます。

別の施設での非常勤勤務やアルバイトは、働いた時間に応じて収入を得ることができます。

PT経験を直接活かせるため、一から仕事を覚える負担も比較的少ないでしょう。

ただし、時給だけでは実際の負担は見えません。

勤務時間のほかに、移動、準備、勤務後の疲労があります。

休日に働けたとしても、翌日の本業で集中しにくくなれば、長く続けるのは難しくなります。

私が受けた相談でも、収入を増やすために時給の高い仕事を優先する人がいました。

しかし、収入だけを優先すると、本業が疎かになる場面も見てきました。

アルバイトを検討するときは、時給に加えて次の項目も見てください。

  • 自宅から副業先までの移動時間
  • 月に何日、何時間拘束されるか
  • 翌日の本業へ疲労が残らないか
  • 休息や家族との時間を確保できるか
  • 本業では得られない経験があるか

給与額だけでなく、副業に対してどれくらい時間を割かなければならないかを含めて比べてください。

スキルを必要とする副業は、収益化まで時間がかかる場合がある

執筆、講師、資料作成、ブログなどの活動は、収益化までにかなりの時間がかかります。

私自身もこうした活動に取り組んできましたが、最初の1円を得るまでには長い無収入の期間がありました。

もし「収益」だけを目標にしてしまうと、結果が出ない時期に挫折しやすくなります。

しかし、収益化には時間がかかっても、活動を続けることで「文章力」「資料作成力」「分かりやすく伝える力」といったスキルが身につきます。

私の場合も、ブログ運営を通じてSNSやAIに関する知識が大きく広がりました。

結果が出ない時期を乗り越えるためには、「収益以外に何を得るか(どんなスキルが身につくか)」という目的を先に設定しておくことが重要です。

新しい活動を始める際は、ぜひ以下のことを一緒に考えてみてください。

  • この活動で、どんなスキルを身につけたいか?
  • そのスキルを、本業や将来の仕事にどう活かすか?
  • 収益がない期間でも、モチベーションを保って続けられるか?
  • 継続のために、毎週どれくらいの時間を確保できるか?

どの副業が自分に合うか迷った場合は、候補ごとに「必要な時間」「収益化までのスピード」「得られるスキル」を比較してみるのがおすすめです。

副業を始める前に、何を得たいのか決める

副業を選ぶ前に、収入・経験・将来のどれを優先するのか決めておきましょう。

目的が曖昧なまま候補を眺めると、時給、在宅、未経験可といった目立つ条件が出るたびに判断が揺れてしまいます。

すべてを同時に満たそうとせず、今の自分が最も得たいものを一つ選んでください。

優先順位が、副業の種類を比べるときの基準になります。

収入を増やしたい

収入を増やすことが最優先なら、働いた時間と収入の関係が分かりやすいアルバイトや非常勤勤務が候補になります。

ただし、収入を比べるときは、時給に勤務時間を掛けて終わりではありません。

移動や準備を含めて実際に何時間使うのか、その時間を本業の残業削減や職場の見直しに充てる選択肢はないかまで考えてください。

私が受けたアルバイト・兼業の相談でも、背景には現在の収入への不安がありました。

副業はその不安を減らす方法の一つですが、唯一の方法とは限りません。

現職の給与表、手当、役職、働き方を確認していない場合は、先に理学療法士の年収と市場価値を整理してください。

副業をするより、働き方や職場を見直したほうが目的に合うこともあります。
詳しくはこちらの記事で確認してください。

臨床経験や説明力を広げたい

現在の職場では得にくい経験を増やしたいなら、副業の仕事内容に注目しましょう。

たとえば、別の領域で非常勤勤務をすれば、異なる対象者や職場の考え方に触れられるかもしれません。

執筆や講師であれば、自分の知識を整理し、他者へ説明する練習にもなります。

ただし、勤務先が変わるだけで自動的に経験が深まるわけではありません。

副業を始める前に、以下のことを考えてみましょう。

  • 現在の仕事では得にくい経験は何か
  • その副業で、実際に何を担当できるのか
  • 得た経験を本業へどう活かすのか
  • 本業の自己研鑽では補えないのか
PTLab運営

経験する仕事と得たい経験がつながっているかどうかが大切です。

将来の選択肢を増やしたい

将来の選択肢を広げることが目的なら、収益化までの速さだけで考えないほうがよいでしょう。

文章、資料作成、SNS、AIなどのスキルは、すぐ給与へ反映されなくても、発信、教育、院内活動、別の仕事へつながる可能性があります。

ただし、どのスキルも取り組んだだけで身につくわけではなく、成果物を作り、振り返りながら続けることが欠かせません。

PTLab運営

「将来役立ちそう」という理由だけでは、忙しくなったときに継続しにくくなります。

副業を始める前に、次のように具体化してみてください。

  • 文章力を身につけ、院内資料を分かりやすく作りたい
  • 講師経験を通じて、後輩指導の説明力を高めたい
  • SNS運用を学び、勤務先の情報発信へ活かしたい

何に役立てるのかを言葉にできれば、収益が少ない時期でも継続しやすくなります。

副業の時間を作れるか、本業と今の生活から考える

副業の時間は、何もないところから増えるわけではありません。

副業をする時間を生み出すには、今の生活の何かを減らす必要があります。

睡眠や休息を削って時間を作ると、疲労は本業や日常に跳ね返ってきます。

副業を始める前に、いまの時間の使い方をいったん整理し、無理なく副業をする時間があるかを確かめてください。

作れる時間が見つからなければ、今は始めないと決めることも大切です。

時間を作るときの前提

副業の予定を足すだけでなく、今の生活から何を減らすのかを決めます。

睡眠・休息・家族との約束は、安易に削らないことが大切です。

直近1週間の時間を先に書き出す

副業へ使える時間は、理想の予定ではなく、実際に過ごした1週間を振り返って考えることが重要です。

まず、平日と休日を分けて、次の時間を書き出してください。

ここで見るのは、予定のない空白の時間ではありません。

毎週、同じように確保できる時間があるかどうかを確認しましょう。

ある休日に数時間空いていても、疲労を回復するために必要な時間なら、副業へ振り替えられる余裕とは言えません。

反対に、目的なくスマートフォンを眺めている時間や、まとめて処理できる用事が見つかれば、見直せる可能性はあります。

時間の使い方そのものを整理したい場合は、理学療法士の勉強時間を作る方法も参考にしてください。

副業をするなら、何を減らすかまで決める

副業の時間は、今の生活の何かを減らして作ります。

副業を始めるとき、「週末に作業する」と予定を追加するだけでは足りません。

PTLab運営

何を減らして、その時間を作るのかまで決めてください。

時間を作るために削ること
  • 目的なく見続けているSNSや動画
  • 何度も分けて行っている用事
  • 優先順位の低い予定

一方、次の時間を安易に削ると、生活が崩れやすくなります。

削ってはいけない時間
  • 睡眠
  • 食事や入浴などの基本的な生活時間
  • 通院や体調管理
  • 家族との約束
  • 本業の疲労を戻すための休息
  • PTとして必要な学習

私もブログや執筆を続けるために、仕事と生活の使い方を見直しました。

本業や生活を手抜きするという意味ではありません。

続けたい活動へ時間を使うために、優先順位の低い行動を減らすということです。

何を減らすか決められない場合は、今の生活に副業を足す余裕がない可能性があります。

候補探しを急がず、先に時間の使い方を整えてください。

本業だけで精一杯なら、今は副業をしない

副業を始めない判断も、本業と生活を守るための準備です。

本業を終えるだけで疲れ切り、睡眠や食事、家事が崩壊してしまうなら、副業を急ぐ時期ではありません。

副業で収入が増えても

  • 本業で集中できない
  • 休日に回復できない
  • 家族との時間が減る
PTLab運営

この状態が続けば、長く働くための土台が崩れていきます。

副業を始めない判断は、消極的な選択ではありません。

先に本業の業務量や生活を整え、継続できる状態を作るための判断です。

もし「業務の中で十分に学べない」ことが悩みなら、副業を増やす前に、短い時間でも続けられる学習方法を考え直してみましょう。

翌日の本業まで含めて続けられるかを確認する

副業を始めるときは、数か月続けても本業と生活を保てるのかを十分に検討しましょう。

管理職としてスタッフを見ていると、副業の疲労が残り、本業が疎かになる場面がありました。

収入を増やすための活動が患者対応や本来の業務に影響するなら、時間の使い方を見直さなければなりません。

副業を始めた後は、次の項目を定期的に振り返ってみてください。

  • 朝起きたときに疲労が残っていないか
  • 本業中の集中が落ちていないか
  • 患者対応や記録を急ぐ場面が増えていないか
  • 休日が副業と回復だけで終わっていないか
  • 家族や自分のための時間を守れているか

負担が増えた場合は、勤務回数や作業量を減らす、あるいは中断する判断も大切です。

理学療法士が副業で気をつけたい2つのこと

副業を始める前には、時間と勤務先ルールに加えて、専門職として扱う情報の管理と、税務・社会保険の確認も押さえておきたいポイントです。

ここでは個別の法的判断や申告方法までは扱いません。

どこを自己判断で済ませず、何を確認先へ持っていくべきかを整理します。

患者情報や勤務先資料を副業へ持ち出さない

PTの知識を使う副業でも、患者情報や勤務先の資料を自由に使えるわけではありません。

理学療法士及び作業療法士法には、業務上知り得た人の秘密を守る義務が定められています。

副業や情報発信では、以下のものを安易に使わないでください。

  • 患者の氏名、年齢、経過などの情報
  • 症例写真や動画
  • 電子カルテや記録の画面
  • 勤務先で作成された資料
  • 施設名や状況を組み合わせると個人を推測できる情報
PTLab運営

匿名化したつもりでも、情報の組み合わせから患者や施設を推測できる場合があります。

PT資格を示した運動指導や情報発信についても、名称、提供内容、契約、広告表現によって確認事項が変わります。

必要に応じて所属先や関係窓口へ確認してください。

税務・社会保険を金額だけで自己判断しない

副業の税務は、「収入がいくら以下なら何もしなくてよい」と金額だけで片づけてはいけません。

給与の受け取り方、所得の種類、年末調整の状況などで確認事項が変わります。

国税庁の給与所得者で確定申告が必要な人を確認し、判断に迷う場合は税務署や自治体へ相談しましょう。

雇用される副業では、労働時間や社会保険について別の確認が必要になることもあります。

始める前に、少なくとも次の情報を整理してください。

副業をする前に確認すること
  • 本業と副業の契約形態
  • 副業の報酬が給与か、業務委託の報酬か
  • 副業先で働く日数と時間
  • 勤務先への届出・許可の有無

この情報をそろえたうえで、勤務先の担当者、税務署、自治体など、該当する窓口へ確認しましょう。

副業を始めるか迷ったら4つの順番で考える

副業を始めるか迷ったら、候補を増やす前に判断の順番を決めましょう。

目的、時間、生活への影響、勤務先ルールを順番に確認すると、自分に合った選択がしやすくなります。

次の4項目を、候補探しの前に一度整理してください。

STEP
副業で得たいものを一つ書く

収入、臨床経験、文章力、将来の選択肢から最優先を一つ決めます。

STEP
直近1週間と、減らす行動を書く

本業、生活、学習、回復を書き出し、副業へ振り替える時間を決めます。

STEP
続けられる時間の上限を決める

翌日の本業と生活を保てる範囲を上限にします。

STEP
勤務先と契約を確認する

就業規則、自分の身分、契約形態、必要な届出を確認します。

副業は、始めること自体が目的ではありません。

現在の悩みを解決し、将来の働き方へつなげられるときに選ぶものです。

理学療法士の副業に関するよくある質問

理学療法士は誰でも副業できますか?

誰でも同じ条件で副業できるわけではありません。

勤務先の就業規則、自分の身分、契約形態によって確認事項が変わります。

まずは所属先の規則を確認し、不明な点は人事・労務担当へ相談してください。

理学療法士におすすめの副業は何ですか?

全員に共通する一番の副業はありません。

早く収入を得たいのか、臨床経験を増やしたいのか、将来使える技能を育てたいのかで候補は変わります。

本業と生活から使える時間も合わせて考えてください。

副業収入が少なければ確定申告は不要ですか?

収入額だけでは判断できません。

給与の受け取り方や所得の種類などで条件が変わります。

国税庁の最新情報を確認し、税務署や自治体へ相談してください。

本業が忙しくても副業を始められますか?

睡眠や休息が不十分なら、急いで始めないほうがよいでしょう。

まず直近1週間の時間を書き出し、副業を始める代わりに何を減らすのか考えてみてください。

本業だけで精一杯なら、先に仕事と生活を整えることが優先です。

まとめ

理学療法士は副業を検討できますが、PTという資格だけで可否や向く仕事が決まるわけではありません。

副業を考え始めたら、次の順番で整理してみてください。

副業前の確認順序
  1. 副業で最も得たいものを決める
  2. 直近1週間の時間を書き出す
  3. 何を減らし、どれだけなら続けられるか決める
  4. 就業規則、自分の身分、契約形態を確認する

収入を得やすい副業は時間と体力を使いやすく、技能が残る副業は収益化まで時間がかかる場合があります。

大切なのは、自分の目的と今の生活に合っているかどうかです。

本業と生活を守れない状態なら、今は始めないと決めることも立派な判断です。

まずは「副業で得たいもの」と「副業のために減らせる時間」を一つずつ整理してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

理学療法士として臨床に携わりながら、後輩指導やチーム運営も行っています。PT Labでは、新人PT・若手PTに向けて、臨床推論、勉強法、キャリア形成、転職の考え方を発信。現場で迷いやすいテーマを、実務目線で分かりやすく整理しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次